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Gosh COLUMN
このページは、オーナー阪井の嫁「YUKO」からの視点で、お店や其処にかかわる人々、また、事柄などから彼女が連想する想いが綴られるコラムのページです。

現在、過去、未来へと飛び交う難解なまた時には驚く程シンプルな彼女の頭の中は、時に柔らかすぎて、ついて行くのに苦労を強いられますが、興味がお有りの方は、おつきあい下さいませ。

2010.3.1
Text: YUKO

冬の夕暮れにNEW
雪の白が次第に青く、より蒼くなっていく頃、いつも同じはずのランプシェードのオレンジの光が力強く輝き始める。ひとりで珈琲を楽しんでおられたその方は、気がつくとこちらへ向かっていた。「今かかっている曲、誰が歌っているの?とても落ち着ける歌声だから」質問であった。「ボブ ディランです」「ディランね」復誦し、メモを取ると、安心した様子で席に戻られた。夜の入り口まであとわずか。静かすぎて、まるで天の川のような帯状の「時」の流れが見えるようだ。閉店近くになり「いい時間でした」そう私たちに告げたその方は、新しい目的地へと出発していかれた。「こちらこそです」そう言えたのはすぐにではなかった。嬉しさや喜びがうわっとあふれてきたのに「ありがとうございました」としか言えなかった。私の中には確かに広がっていたのだ。かつて函館に旅をしたときの気持ちが。それはそれはとても印象に残ったあの時の。

2010.2.1
Text: YUKO

夕陽の似合う町に
2月8日住所が変わります。移転ではありません。慣れ親しんだ「美馬牛市街地」から「北3丁目4-21」に。枝番がないお陰で、通販すると「続きの御住所をご記入ください」とか「運送業者さんは毎日何百件という荷物を運んでいるのです」とお叱りを受けたり、いろんなことがありました。仕方のないことです。フツーの市町村では考えにくいことですし。「美馬牛市街地」は広い範囲でした。何十世帯も1つの住所で、郵便物もそれで届けてくださっていたなんて、すごいことでした。姓が変わるのと一緒、と言ったら怒られそうですが、この先もう変更は無いであろう点では一緒、といえば、ぎりぎりセーフかも。そんな感覚です。ありがとう、そしてさよなら。これからは「3丁目のGosh」になります。

2010.1.1
Text: YUKO

お約束
宿題はあるとわかっていたが、あまり手をつけずに迎えてしまった始業式前日。泣く泣くドリルや工作をし、新聞を引っ張り出して天気を調べた。あの時ほど、切羽詰まったことではないが、年頭に思い描いた一年とは程遠い達成率であったりあるいは、手すらつけずにいた何年越しかの事柄もあったり。あの夏をひきずっている体質、いかんなあ、と毎年思うわけで。自分の中でのハナシなので、ただ、心に決めた事柄が、のびのびになっているだけのこと。じゃあやれば、で済むハナシである。そんな訳で、2010年はとにかく全部やる!ことにしよう。思ってたこと、減らそうかな。

2009.12.1
Text: YUKO

思い出
クリスマスツリーに飾り付けをした。夕方から始めたが、幸か不幸かお客様のご来店もなく、黙々と作業が進む。ふと、子供の頃を思い出した。我が家のそれは、木の調達から始まる。じいちゃんと兄と山へ手ごろな木を物色に行き、いただいてくるのだ。今思えばあれは・・。自転車の荷台にくくりつけた木を、笹などでくるんでいたのは、カモフラージュだったというのか?じいちゃんに聞いてみたいものだ。もみの木は大きな鉢に移植し、クリスマス音楽のレコードをかけながら、飾り付けをした。木の枝に積もる雪のように綿をのせるのが、ワタシは好きだった。クリスマスが過ぎると、冬休み。そしてお正月の準備が始まる。一家総出の大掃除に、おせちづくり。ワタシが小さかった頃はそんな年末だったというのに、今はおよそらしからぬ過ごし方をしている。しかし一年の終わりや始まりの時に、お店やHPでお客さまにお会いできるということは、かえがたいヨロコビである。というわけで、今年も12月26日から明けて1月4日まで営業いたします。皆々様のご来店、Gosh一同お待ちいたしております。

2009.11.1
Text: YUKO

ごちそうさまでした
先日、新米をいただいた。新しいうちに美味しく食べようとあれこれ計画。年に一度だ、と奮発して生筋子を購入。これは醤油漬けに。さらに、鮭の半身も購入し、甘塩に漬ける。炊いた新米に、いくらの醤油漬けを反則なほど載せ、焼鮭も載せると「親子丼」の完成。感激覚めやらぬうち、栗もおすそわけにあずかる。これは、あれしかないでしょう、とがんばって栗むき。恐ろしいほどの大きさ、なんというホクホクさと甘味。さらに、外のほだ木からなめこをとってきてお味噌汁に。「美味しい」をたくさんいただいた秋である。

2009.10.1
Text: YUKO

ふたたび
9月の連休、予期せぬ出会いがあった。ご家族連れのお父さんと少しお話しをすると、なんとオープン2年目、ちょうどYUUSUKEがテラス造作中ご来店いただいたご夫妻!当時は二人だけなので、ワタシが店番、YUUSUKEが外作業。お客様ご来店する度呼びに行く、というのんきな時代。しかし、売り上げもなく、喧嘩ばかりしていた(それは 変わらないか)あの頃。当時のチラシもご持参くださっていて、懐かしさでいっぱいだった。当時、奥様のおなかにいた赤ちゃんは、すっかり「兄」になっていて、ご家族も4人になってのご来店。お互いに「びっくりですね〜」と笑い合った9月。

再会もあれば、別れもあり。今年の夏、一緒にがんばってくれたスタッフさん、ありがとうございました。自分の夢に向かって、しっかり?歩んでいってくださいね。その暁には、ワタシ達もお客さんになって伺いますから。

2009.9.1
Text: YUKO

美馬牛よいとこ
7月30日のハナシで申し訳ありません。NHKの番組「たびうた」ご覧いただいたで しょうか?Goshのほど近く、美馬牛中学校の生徒さんたちが、緊張した面持ちで、 一生懸命歌っている姿が放映されました。収録当日はあいにく?定休の火曜でして。 秋川さんと夏川さんに万が一ご来店いただけたかもしれないチャンスをふいにして しまった次第。美瑛の中でも、ここ美馬牛にスポットをあてていただいた嬉しい番 組でした。お客様からも「見たよ〜」「映ってたでしょ、この辺り」と声をかけて いただいて、更に嬉しくなりました。

こちらはお盆を過ぎると、一気に涼しくなります。もうすでに、ススキとコスモスが沿道で風に揺れていたりします。ほんとに今年は、雨雨雨の短〜い夏でした。

9月は爽やかな秋晴れの日を期待してます。

2009.8.1
Text: YUKO

夏なのに
雨ばかり降った7月。海の日さえも、そう言う意味なの?と言うくらいの雨量。自然のことゆえなすすべもなく。テラス席、今年は何回使ったろうか。庭のあちこちに生え出したキノコ!!ワラジ虫も子供達がいっぱい。雨が降ると、いつもと違う事が起こって、これも自然のなせるワザ。次は超常現象で、店内の客席が倍にならないかな。と他力本願はやめにして、地道にしごとに励みます。

8月は、お天気がほどよくありますように。

2009.7.1
Text: YUKO

2009 夏
6月後半はお天気もそこそこで満席の日もあり。レギュラー陣ピ〜ンチ!月が代わりそこへ現れたのは、夏のスタッフさん。待ちこがれておりました。メンバーもそろったところで、Goshの夏、スタートです。どうぞぞよろしくお願い致します。

今年の美瑛の観光マップを見ると、「ここにお店が!」「ここに宿が!」楽しい発見が いっぱい。ワタシもお休みには観光しようかな。Goshのある「美馬牛」にもみどころ 満載。でも、お願い致します。塔のある美馬牛小学校は、児童が通っている学校です ので、くれぐれも中に入って撮影などなさいませぬよう。

2009.6.1
Text: YUKO

祝? 就任
コラムのページは、当初YUUSUKEが担当、のハズだった。しかし、いつしかワタシが「乗っ取るように」書いていってしまい、ついに、任命を受けたのであった。引き続き、つたない文章ですがお楽しみ頂けたら嬉しいです。

YUUSUKEの文にはブログで会えるかと。頻度のほうは保証なしですが。

2009.5.1
Text: YUKO

「その考えは誰のものか?」
それはワタシが高校生のとき。ゲンコクの課題で書いた文を提出した際、ちらりと読んだ先生が「これはおまえの考えか?」と。

直前に読んだ本に書いてあったことを、これはいい、とほぼ写したような内容であることを察したのだろう。

当時のワタシは悪気はなかったものの、思い当たるフシもあり、素直に「違います」と言った。先生はそれ以上言及することなく「書き直しなさい」と一言。

反省した。

ものすごく恥ずかしかった。

自分の意見なのか、誰かの受け売りではないのか、それを他の人に胸を張って伝えられるのか

世間が、ニュースが、新聞がそういってるからそうだろう、と簡単に思わない人になりたいとワタシは思う。

2009.4.1
Text: YUKO

3月に思う 
諺には常々感心させられる。日本だけに限らず、世界中にあることもすごい。文化の違いで多少解釈の違いはあるだろうけれども、人間の営みというか生活の中で感じる事は、似通ったものがあるのだろう。

ワタシにも自作の作品がある。「守れば弱まる」これはワタシが小学生のときに体験したことに由来する。

あれは夏休み。楽しみにしていた家族旅行初日。冷房のきいた部屋で快適な眠りについたワタシは、翌朝、ひどくお腹をこわし、3泊4日中のその後2泊3日間食べる楽しみを奪われてしまう悲劇に見舞われたのであった。

原因は「腹巻き」である。

冷えるから、と就寝の際に着用していたのを、旅行のお供にしなかったのだ。悟りを開いたかのように、そのとき確信した。守ったり、囲ったりしていたから弱くなってしまったのだと。

それ以来、お腹を出して寝ている。

しかしながら、いろんな事柄にも通ずるように思えるので、「諺」にいれてもらえないかなあ。

そして3月29日。おかげさまで7周年を迎えることが出来ました。ありがとうございます。どうぞこれからもGoshの珈琲とパンをよろしくお願い致します。

2009.3.1
Text: YUKO

婚と葬と想
それぞれ出席する機会があった。YUSUKEは結婚式へ、ワタシはお葬式へ。遠く離れた実家に一時帰国。まるで同窓会のように、何十年ぶりかで親類縁者の方々と会うことができた。兄と祖母に深く感謝。

実家を出たからには「帰る場所」はもうないのだ、とムキになっていた若い頃。それはそれで必要な気持ちだったのだろう。けれど、年を重ねていくと見えてくるものもあるんだなあ、とそれぞれの故郷で家族のつながりを強く感じて、北の家族のもとへと戻ってきたのだった。

2009.2.1
Text: YUKO

追憶
その場所を通った時、あれ?と思った。何かが違うと。その「はてな」は当たっていて、あるべき場所からあるものがなくなってしまった喪失感からだと気づいた。美瑛で初めて2人で住んだ家。ねずみとか凍り付いた水道管とかいろんなものとの闘いだった家。

あたり前だと思っていたそれまでの常識が次々と塗り替えられる。ゼロというよりマイナスの出発。住み始めた時も、後にした時も。

深まった秋のひんやりとした空気。果てしなく長い取り付け道路の除雪。何度も思い出す事だろう。これからも。

2009.1.1
Text: YUKO

謹賀新年
一人旅をしていた。青春18きっぷで遠くまで。時刻表をめくって、計画すら楽しんでいた学生時代。社会人になり休みは少なくなる。だんだんと行き先が定まってくる。「より広く」から「より深く」というか濃く、同じ場所に出かけることに。同じといっても、今度は季節を変えて足を運ぶ。春は? 冬は? そのうち、四季が見たくなる。住んでしまえばいいのか!と住み込みで住人になってしまった。20年近く前の話しである。

美しい景色が目に入らない時期もあった。反対に、広がる風景に救われたこともある。そしてまた美瑛で新年を迎える。

2009年がみなさまにとっても良い年になりますよう、お隣の水天宮にお願いしておきます。